忍者ブログ
隆章山房から「登山紀行」「巡拝紀行」「時事評論」「スケッチ紀行」を連載します。ご笑覧下さい
[1] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

            壇の浦あはれ  
      -四国八十八ケ所巡拝同行略記ー 
  
                「見るべき程の事は見つ」
     壇の浦で二位の尼(清盛の妻)は、孫の安徳天皇(八歳)
     を抱き神器もろともに入水。一門の最後を見届けた
     平知盛辞世        (『平家物語』巻十一)
  


                  讃岐参り
 06神無月(かんなづき)、四国八十八箇所巡拝の旅に同行(どうぎょう)。フェリーで阿波(あわ:徳島)上陸、四国三郎(吉野川)沿いに讃岐(さぬき:香川)へ。
 各札所では山門で合掌一礼、水屋(みずや)で手と口を清め、本堂・大師堂に納札を奉じ、心経(しんぎょう)御詠歌(ごえいか)・真言(しんごん)を唱和する。

 
          「雲の辺(ほとり)の寺に来て」
 第六十六番雲辺寺(うんぺんじ)は、八十八箇所中の最高所(標高921m)別名四国高野、ロープウエイで一気に登ると五百羅漢(ごひゃくらかん:釈尊弟子)石像に迎えられる。
                                                               
                            雲辺寺五百羅漢群像

                だんの浦あはれ

 第八十四番屋島(やしま)寺は、文字通り屋島(江戸初め埋め立て陸続き)にあり、ガイド嬢曰く
 「天平(てんぴょう)時代鑑真和尚(がんじんわじょう)の開基、山上から源平古戦場屋島檀(だん)の浦を眼下に望む」と
     屋島から檀ノ浦を眼下に望む       『平家物語』で人口
 に膾炙(かいしゃ)する「那須与一扇の的」「義経弓流し」逸話の舞台だが、隆章寡聞(かぶん)、平家終焉地(しゅうえんち)長門(ながと)壇の浦と一字違同名地屋島にあるを不知(しらず)、蒙(もう)を啓(ひら)かれる。

 「だんの浦 藻屑(もくず)と消えし 公達(きんだち)あはれ
    神器(じんぎ)無き  帝(みかど)末裔(まつえい)  愈(いよいよ)あはれ
  言ふも 疎(おろ)か哉(なり)」  (隆章合掌)

   
幸せの黄色いお守り-番外こんぴらさん-
 初日の宿舎は、琴平(金刀比羅ことひら)宮お膝元のホテル。夜更け、近くでビル火災が発生、巡拝一行は各部屋の窓から鎮火までを目撃。
 二日目の早朝5時過ぎ、琴平宮お膝元のホテルフロントに一行の健脚有志善男善女(ぜんなんぜんにょ)が集合。    夜更けのビル火災  
 まだ暗い中「こんぴら名物」785段石段登りに挑戦。「しあわせさん こんぴらさん」の横断幕を潜って、象頭山(ぞうづざん:♪金毘羅船々 追手に帆かけて シュラシュシュシュ♪ 回れば 四国は讃州 那賀の郡 象頭山 金毘羅大権現♪)
  琴平本宮から早朝展望  
中腹標高251mの琴平本宮に参拝し、ガイド嬢お勧めの「幸せの黄色いお守り」
(値800円!)をゲット。隆章奥の院まで足を延ばす。







PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
隆章山房へ、ようこそ!
プロフィール
HN:
隆章山人拙画 「吉野西行庵への道」
年齢:
77
性別:
男性
誕生日:
1947/01/05
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新TB
フリーエリア
ブログ内検索
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 『人生ルネサンス通信』-隆章山人編集発行- All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]